突然ですが、電話で話をするときに間(ま)を意識していますか?
会話の中の言葉の切れ目。
良い間で話ができると会話のキャッチボールをするのに、
相手との息を合わせることができますよね。
普段の会話であれば、自然と間を意識して息を合わせて会話しています。
間を空けると同時に、
目や肌で状況や感覚を捉えたり空気を読んだりと自然と多くの情報を集めています。
間は相手との息を合わせるのに必要な技術です。
しかし、電話では使えているでしょうか?
普段の会話では自然と使えているのに、
電話となると間を使えていない場合が意外と多いのです。
電話では、間を取ろうとする意識がないと取り忘れてしまうことが多いので
一度、電話での間とはどんなときに必要なのかどんな役割を発揮するのかを一緒にみておきましょう。
電話対応中の2つの”間”
反応を待つ間
相手が話しについてきているか、確認するための間です。
例えば、自分が伝えたい一心で話し続けていると気づいたら相手が一言も話していない、
反応がないなんてことが起こります。
自分は伝えるべきことがあり、それを吐き出すことができてしまうと
自分の役目は終わった!とスッキリしているかもしれません。
でもそれは間違いで、
電話の主旨は伝わらないと意味がありません。
しっかりと用件が伝わっているかどうか、一言ずつ言い終えたら少し間を作り反応(相槌)を待ちましょう。一言ずつは、文章でいうところの「。」で一呼吸おきます。
一言ずつがどれだけ短くても、
区切り区切りで間を作り反応を待つ機会を作ることご重要です。
考える時間
反応を待つ間は、一言一言に相手がついて来ているか、反応(相槌)を確認するときに使えます。
一方で、相手に判断を仰ぐときや、相談、説明のときなどの自分の主張に対して
考えてもらうときは時間をしっかり渡しましょう。
ここは、長い間になっても質問がくるまで、黙ってまつ間が必要です。
その間、電話相手は頭のなかでグルグルと考えを巡らせています。
その時間は、沈黙が怖くてもしっかりと黙って間を作ってあげましょう。
こんなときに、立て続けに説明を被せてしまう人が多いので注意したいです。
電話対応での「間」は誰でも簡単に使える
このように、電話対応での間の作り方は目的が分かりやすく単純です。
『間』というと、難しく考えてしまう人がいます。
よくイメージされるのがお笑い芸人さんの笑いを引き寄せる間とか、
営業マンのセールストークでもっと聞きたくなるような人を引き寄せる間など、
『間』というのに高度なテクニックが必要なイメージもあるかと思います・
しかし、電話対応では情報が耳だけと限られていることから
単純な間の作り方でも十分効果が得られるのです。
今回の2つの間を使うことで、電話対応スキルがグっと上がるので
是非、試してみてくださいね。
<電話対応/初心者でも使える”間”>最後に
電話対応のやり方を調べると、大量のトークマニュアルや細かいビジネスマナー、テクニックなどに圧倒されてしまいパンクしてしまう方も多いと思います。
また、電話が苦手な人、緊張する人からすると、
それらのマニュアルがそもそも難しいものが多いと思います。
今回のような、ハードルの低い小技や電話対応の考え方を変えるだけで
苦手意識は軽くしやすくなるので、ぜひこういったところから、取り組んでみて欲しいと思っています。
何か共感できるものがありましたら、日々の仕事に取り入れてみてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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