語尾を意識するだけで電話応対の全体的な印象がグッと上がります。
電話相手の言葉がきついなど話し方で印象の悪い人っていませんか?
それは、語尾の言葉選びが悪いからかもしれません。
語尾について意識したことがないという人がいたら、
もしかすると自分で間違った語尾を選んでいて、
気づかないうちに印象の悪い話し方をしてしまっているかもしれません。
今回は、語尾について一緒に考えてみましょう。
<話し方を考える必要性>
そもそも人は、怒る、悲観、敵視、警戒している状況だと
感情が前にでてしまい、ビジネスでの話しあいが混乱しまとまりません。
話し方を良い印象に、プラスなイメージを持たれることを目指すと、
自分にとっても仕事がやりやすい環境作りにもつながっているのです。
語尾を意識する
印象の悪い語尾とは? 「けど」「が」で終わる
「けど」「が」で終わる言葉をみてみましょう。
例:「只今、席を外しておりますが。」「●●(株)の山田ですが。」
→次の行動を電話相手に全て丸投げしている状態です。
こちらの状況だけ伝えて、さあどうする?と余裕がなくキツく聞こえてしまうのです。
実際に、電話相手は次の行動を『すみませんがこうして欲しい。』
とわざわざ恐縮させてお願いさせる姿勢を取ります。
もしくは同じようにキツい口調で言葉を返してしまいます。
キャッチボールでいうと、途中で落下したボールを相手に拾いに行かせるイメージです。
こちらの状況だけだとボールは相手に届きません。
こちらの状況に配慮しながら(ボールのさばき方を考えながら)
ボールを拾いに行く手間がかかってしまいます。
例:「お願いしたいのですけど・・・。」
→お願いしないといけない時に、『けど』や『が』で終わらせると
相手はお断りを言いやすくなります。
けど・・に続く不安が丸見えなのです。
「お願いしたいけど・・(無理ですよね?)」
申し訳なさから使ってしまいがちなのですが、
実際は、断ってもらい開放されたい。という自分の心の現れも多いです。
他人からすると、そのNG回答を得るためのリードをしているように見えるので
やはり、印象が悪くなりやすいので注意したほうが良いと思います。
印象の良い語尾 「です」「ます」で終わる
例:「席を外していますので、折り返しするよう伝えますか?」
電話相手にきつい印象を持たせないために、
『こういう状況です、このようにしますか?」と
前向きに、次の行動を促せるような語尾で終わりましょう。
情報がのったボールが、しっかりと電話相手まで届いてすぐにボールをさばけます。
印象をよくする最強テクニック!「ね」をつける
語尾に「ね」を付けるだけで圧倒的に優しく、やわらかく話せるようになります。
「お願いしたいと思うのですが・・」→「お願いしたいと思うんですね」
とくに電話では、相手と物理的、精神的な距離があるので「ね」を多用します。
電話応対中の全体のトークがやさしく、やわらかいイメージになるので
大きな効果が得られるので是非実践で意識して使っていただきたいです。
こども向けに話すように、考える方もいると思いますが、
大人が大人に対して、ビジネスの場で使っても全く問題ありません。
語尾を意識する6つのメリット
6つのメリット
- 語尾がやわらかいと全体もやわらかく聞こえる
- プラス言葉で終えられる
- 相手に判断を丸投げしない
- 意識するのは、たった1~3文字の語尾
- トレーニングが要らない
- 多くの人が実践できる
前半<1~3>メリットの特徴
語尾に意識を向けると、電話相手に対して思いやりを持って話すことができます。
後半<4~6>メリットの特徴
語尾を意識するのって他のテクニックより圧倒的に簡単です。
例えば、滑舌をよくする。間をつくる。声のトーンを明るくする・・・。
というのはある程度の訓練、トレーニングが必要です。
でも、語尾を意識することはシンプルなチャレンジです。
★印象の悪い『が』『けど』を使わないようにする。
★もしくは語尾は『ね』をつけるようにしよう。
という、とってもシンプルな作戦なので、
周りを気にせず、だれでもすぐに取り組めるというハードルの低さがあります。
最後に<電話応対/話し方の印象は、語尾3文字で決まる>
語尾を意識するだけで、話し全体の印象をよくすることができます。
電話相手や周囲の人へ配慮することは、自分への印象の良さで返ってきます。
自分の印象を上げることは、敵のいない居心地のよい環境を自分で作るということです。
このサイトでは、電話が苦手な人でも試せるような
ハードルの低いところから電話応対のテクニック、心を軽くするための考え方などを発信しています。
もしこの記事で共感していただけるものがあれば、
他にもたくさんのテーマでお届けしているので覗いてみてくれると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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